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この戦争って知ってたら中々の第二次大戦通ですな(・∀・)
冬戦争は1939年の冬から始まった当時の超大国、覇権主義と共産主義に邁進するソ連と、中世よりスウェーデン、ロシアと支配されようやく独立を果たしたフィンランドとの戦争。 当初の予想はソ連圧倒的有利のはずが、実に4ヶ月にわたり苛烈に抵抗、ソ連側12万7千人、フィンランド側2万7千人の戦死者を出してようやく停戦した。 ソ連とすれば ∧_∧ フィンランド?ぼこぼこにしてやんよ ( ・ω・)=つ≡つ (っ ≡つ=つ / ) ババババ ( / ̄∪ という考えだったんだが、負ける要素はいくつもあって 1、スターリンの大粛清によって有能な将校が皆殺しにされていた 2、ノモンハンで日本軍をフルボッコにできたのでいい気になっていた 3、森林や雪原を自動車、戦車で移動・戦闘するという戦術のセオリーを無視していた(機動力・火力が大きく減衰するため) 4、ろくな指揮官がいないため、ひたすら突撃→壊滅を繰り返していた 対してフィンランドが4ヶ月もソ連軍を苦しめた要因は 1、ロシアから独立した時の装備規格だったため、フィンランドとソ連の兵器が共用できたためフィンランドは敵の装備を「ころしててでも うばいとる」で予想以上の抵抗ができた 2、雪中での行軍・戦闘に慣れていた(冬のカレリアは-40度にもなり、ソ連兵の死因の80%は凍死とも) 3、当時は国際世論はフィンランド圧倒的支持であり、各国から銃・戦闘機を買い占めて制空権を確保できていた 4、伝説的狙撃手が二人も出てきたため(スロ・コルッカ、シモ・ヘイヘ通称「白い死神」、二人で狙撃のみで1000↑、サブマシンガン合わせれば2000人に届く) 5、フィンランドの狂気の沙汰とも言えるバイタリティ(例:爆撃機がない→無ければ買えばいいじゃない→金無いよ→金が無ければソ連軍墜落機からパーツ取ってくればいいじゃない→一個爆撃機部隊編成できた!) 6、マンネルハイムはじめ、有能な将校が多く、モッティ戦術などで抵抗した(モッティ戦術:進軍中の部隊の先頭と最後尾を攻撃して部隊の身動きを取れなくし、殲滅していく戦術) これによってソ連は ソ連?やり返してやんよ .∧_∧ ∧_∧ ;;;;;、(・ω(:;(⊂=⊂≡ (・ω・ ) (っΣ⊂≡⊂= ⊂≡ ⊂) / ) ババババ ( \ ( / ̄∪ ∪ ̄\ ) となった。 とはいえこれ以上の継戦はフィンランド側もすでに息切れが始まっていたため、無理と判断、多少国境が削られはしたが冬戦争は実質的にフィンランド勝利とも呼べるものであった。 ドイツの有名な対ソ連戦、バルバロッサ作戦はこのときのソ連軍の貧弱さによって決定されたともいわれている(最もこの戦争の教訓をいかして強化されていたが) 継続戦争ではドイツと秘密協定を結んで、国境を取り戻そうとソ連に再び戦いを挑むが、今度は連合国からはそっぽを向かれ、ドイツ軍はスターリングラードで決定的敗北をしてしまい、フィンランドはレニングラード近郊まで到達していたが進軍をとめて44年に講和、国境がさらに削られ賠償金まで支払わされる屈辱を受けて戦争終結。 とはいえ当時の超大国、ソ連にほぼ単独で挑むんだからすごい国だよな・・・ PR |
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